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ザックが本田をトップ下で使うわけ
2013年02月12日 (火) | 編集 |
左サイドがストロングポイントになっているザックジャパンにあって、右に岡崎慎司を置くのはなぜか。それはやはり、タイプが違う選手を置くことで、バランスをとっているということだろう。「柔」の香川真司と「剛」の岡崎慎司。このバランスが左右でとれている。

 右に岡崎がいることによって、左の香川の技術力を生かしたサイド攻撃がアクセントとなる。だから、「チームとは、つまりバランスである」とよく言われるように、異なる個性の組み合わせが重要になる。「剛」だけではダメで、「柔」だけでもダメ。さまざまなタイプの選手をバランスよく配置するという意味では、日本代表は現在のバランスが一番いいと思う。

 岡崎は、泥臭いプレイスタイルが信条。彼本人は自分が技術的に優れているという過信はないし、懸命に全力でプレイするところが中山雅史と一緒で素晴らしいと思う。たしかにテクニックで相手に脅威を与えることはないが、その代わり、貪欲にゴールを狙うという「怖さ」を持っている。それに対して香川は、怖さというよりは「巧さ」で勝負をしかけるタイプだ。

 つまり、攻撃は「怖さ」だけではダメだし、「巧さ」だけでもダメ。もちろんひとりで両方の良さを持っているのがベストではある。たとえばウェイン・ルーニーは、うまさも怖さもある選手。イブラヒモビッチやファン・ペルシー、メッシなどもそうだろう。だからこそ彼らは「超一流」の選手と言われ、高い値段で移籍金や年俸が設定される。

 相手にとって何が怖いかといえば、当然アタッカーにゴールを奪われることだ。その意味で岡崎は、強引にゴールを奪うという怖さを持っている。しかも形にこだわらないで、どこからでも狙う。もちろん香川もゴールをとるが、テクニックやドリブル突破など、巧さで相手にプレッシャーをかける。

 そういう意味で、現在の日本代表にはタイプの異なるアタッカーが左右にいることでチームバランスが非常にうまくとれている。プレイの特徴や質が違う選手がいることで、守備側としても守り方のパターンを変えたり、個々の対応を変えなければいけなくなる。つまり、色んな方法で攻撃されてしまうと、混乱が生じやすいということだ。

 攻撃のバリエーションを多く持っていることは、現代サッカーにおいて非常に重要だ。強さ、速さ、高さ、技術的スキルなど、引き出しがたくさんあった方が、相手をパニックに陥れることができて自分たちがゲームを有利に進めることができるからだ。ザッケローニ監督が香川と岡崎を左右で起用する理由も、そのバランスと攻撃のバリエーションを考えているのだと思う。

「チームバランス」ということに関しては、私が現役のときにこういうことがあった。

 当時浦和で指揮をしていたオフト監督が、サイドチェンジをたくさんしたい、ピッチの幅を広く使いたいと考え、あるコーチに「お前だったらどうする?」と聞いた。そのコーチは「サイドチェンジのパスを蹴ることができる技術のある選手を左右に置く」と返答したそうだが、オフト監督の答えは、「両サイドに仲のいい選手を置けばいいだろう」というものだった。

 つまり「仲のいいやつにはパスを出すんだ」という考え方をオフト監督はしていた。選手がパスの出し先を判断するとき、やはり信頼できる味方にパスを出す傾向が強いと考え、選手の配置とバランスを決めていたということだ。ただし、仲のいい選手同士を起用すればそれですべてOKということではない。

 当時の浦和にはエメルソンとアリソンという外国人選手がいた。このふたりは大親友だった。そのため、ふたりが同時に試合に出ると、そのふたりでばかりパス交換をした。

 そこでオフト監督が何をしたかというと、逆にアリソンを試合でほとんど使わなかった。それは、ふたりを同時に起用してしまうとかえってバランスが崩れ、チームとして機能しなくなるからだ。バランスも悪くなるし化学反応も起こらない。ほかの選択肢を遮断してしまう。それで、私がトップ下で出場していたというわけだ。

 そういうチーム全体のバランスをオフト監督は重視していたので、誰と誰の仲がいいのかを、いつも観察していた。誰が誰といつも一緒に食事をしているのか気にしていたし、練習のレクリエーションでふたりの代表者が交互に選手を取ってチーム分けをしていくことがあると、その時誰が誰を最初に選ぶかをチェックするなど、そういうことから選手間の人間関係を知り、そのこともチームのバランスを考えるときの判断材料としていた。

 つまり、仲のいい選手11人でチームをつくればいいわけではないということ。それは、ある程度のまとまりはあるかもしれないが、パワーのないチームになって、向上心というものが欠ける可能性があるからだ。競争心や緊張感がなく、馴れ合いになってしまうという欠点もある。選手同士がぶつかって生まれるパワーがないと、チームが成長できないことも十分にありえる。

 たとえば1994年W杯アメリカ大会で、ブラジル代表はロマーリオとベベットの2トップだったが、このふたりは仲がいいとは言えなかったという。しかし、このふたりが活躍して、優勝という結果につながった。対抗意識、ライバル心というのはパワーを生み出す要因にもなるということだ。それがマイナスの方向に出てしまうと最悪だが、それをいかにプラスに持っていくかも監督の仕事。あえて相性が悪い選手ふたりをピッチに送り出し、化学反応を起こすというやり方もある。それが難しいところでもあり、面白いところだろう。

 ザックジャパンの選手間の相性ということでは、トップの前田遼一とトップ下の本田圭佑の関係性はとてもいい。私がそう思う理由は、まわりのプレイに合わせることができる前田のキャラクターだ。前田は、非常に積極的な性格の本田にとって一番やりやすい選手なのではないかと思う。これは本田に限らず、誰と組んでも前田はやりやすいと思ってもらえるプレイヤーだろう。

 前田は、技術、戦術理解度、経験も含めて、すべてにおいて非常に高い能力を持っている。それにも関わらず、エゴがない。Jリーグで得点王を取っているストライカーでありながら、エゴイスティックなプレイスタイルではない。言い方を変えると、自己中心的ではなくて、チームの勝利のためにプレイできる選手であり、汗かき役もできる。

 同時に、前田のような献身的なプレイをする選手だけではダメで、クライフ監督時代のバルセロナが、ロマーリオやストイチコフ(ブルガリア代表)のような「問題児」と言われる選手を起用していたように、エゴを前面に押し出す選手も置いておかないと、ある種の毒がなくなってしまう。つまり怖さがなくなってしまう。

 そういうこともすべて含めてのチームバランスなので、それをどう考えるか。その意味では、ザックジャパンでは本田という存在が化学反応を起こすためのカンフル剤になっていると私は思う。左の香川、右の岡崎、ワントップの前田。彼ら3人の中央に、トップ下の本田がいるので、いいバランスで攻撃ができている。だからこそ、ザッケローニ監督は本田を中心にしてチームを構築しているのではないだろうか。

福田正博●解説 analysis by Fukuda Masahiro


これは福田選手の考えだろう。

おいらはそうは思っていない。
例えば福田が指摘したブラジル人コンビの場合はテクニックに優れたブラジル人たちの考えはそうだっただけのこと。はたして日本人でそういう考えの人間がいるだろうか?
日本人の特性って何て言われているか思い出してほしい。
指揮官から与えられたことはしっかりできるってのがなかっただろうか?
問題はそれ以外のことという見方が大勢ではなかっただろうか?
FWの前田についての考え方は悪くがないが、そのために岡崎をMFで使う事にも個人的には疑問を感じる。
岡崎はやはりゴールの近くで仕事をする人間だろう。
岡崎のプレーで惹かれるのはどこからともなくゴール前に入ってくるタイミングだったり、貪欲にゴールに向かう姿勢にあると思う。
ならばMFで使う理由が見当たらないと思うのだ。
幸いというか日本にはスルーパスを出せる選手が大勢いるのだ。
飛び出すことに優れている岡崎をFWで使わない理由があるだろうか?
更にホンダの位置についても大いに疑問を感じる。
個人的に思うことだが、本田と香川を比べてみると香川のほうがよりゴールの近い位置で仕事ができる選手だと思うのだ。
それを考えればトップ下のポジションには香川のほうがより好ましいと思うのだ。
一方で本田の強みは遠目でも強いシュートが打てることではないかと思う。
彼のシュートで印象に残っているのはフリーキックなどで見せるブレ球だとすれば近い距離で仕事をするよりもペナルティーエリアの外での仕事に強みがあると言えるだろう。
ボールに立ちいしたがる傾向も長くボールを持てるし持ちたがる本田にはトップ下よりも後ろのポジションがあっていると思う。
一方で香川はテクニックはあるしボールも持てるがそのひらめきはワンタッチンプレーでも生かさるものだと思う。マンチェスターUでの最初の得点のような狭い場所でのテクニックを使ったプレーなどがそれだろう。
そう考えればおのずとトップ下は香川がよりふさわしいと思う。
個人的に思う事なんだが、なぜ日本は4バック、2ボランチなどというシステムを採用し続けているのかということだ。
ひとつにはセンターバックなどで高さの問題があるということで人数で補う癖がついてしまっているのだろう。
しかし、攻撃力やポゼッションを考えれば個人的にはワンボランチにするべきだと思っている。
ついでに言えばバックスに関しても4バックだけでなく3バックも使いこなすべきだろう。
ザックも3バックもやりたいと望んでいたはずである。
単純にそういうシステムをトライしていくべきだと思うね。

個人的には本田が攻撃的なポジションを取るのならトップで使うべきでそうでないならトップ下よりも低い位置でプレーするべきだと思う。本田と香川が横で連携するよりもおいらとしては縦の関係になったほうが生きると思っているのだ。

本田がプレーしたケースはペナルティーエリアの外からのシュートとペナルティーエリアの外からのラストパスではなかったかと思うのだ。
一方で香川はエリア内に入ってボールをもらうプレーをしていることは明白で、これこそトップ下に入るべき証明だと思える。
おいらはペナルティーエリア付近でのボールの貰い方に違いがあり仕事の質の違いがあると思っていて香川のほうがよりふさわしいと主張しているのだ。
本田もペナルティーエリア内で点は取っている。しかし、本田のそういったプレーはおそらくはサイドからの攻撃を受けるためにエリア内に入ったもので正面に近い場所からエリア内に入るケースはほとんどないのではないだろうか?

まぁこうやってポジションを考えると遠藤のポジションはなくなってしまうんだが、仕方がないだろう。
個人的には2トップが前田と岡崎、トップ下は香川。
MFには左から乾、本田、清武、ボランチはこの場合はあくまで個人的な意見だが今野がいいように思う。
バックスは永友、吉田、( )、駒野で( )は候補者はいるが未定だな。
駒野のところも人によって違うかもしれないね。

前のヨーロッパ遠征でブラジルにボコられたことも個人的には理由はシステムの問題だと思っている。
中盤ではそこそこボールはもてることを考えれば前線へボールをだすチャンスが作れていれば相手のバックはもう少しポジションが下がったように思えるのだ。それだけで相手の攻撃はもう少し遅いものにできたと思うのだ。
そのためにはおいらは2トップにする必要を感じる。

いっちゃなんだが、日本がスペインのような0トップのような形はふさわしくないと思うし1トップでもダメだと思う。それは最終局面での崩しがスペインのようにはいかないからだな。
狭い場所でイニエスタのようなドリブルはできないだろうし、パス回しも劣るだろう。
ならば前での受け手を増やすことで得点のチャンスを作るしかないと思うのだ。

まぁあくまで個人の感想だね。
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