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なでしこの引き分け・・・
2012年08月03日 (金) | 編集 |
GLの南アフリカ戦でなでしこが引き分けたことにメディアなどから残念だ、夢を壊すななどと声が上がっている。

個人的には馬鹿かと思う。

戦前に2位狙いなどということが記事になったりしたためにそういう話が出るんだろうが、こういった記事を書いた人は果たして試合をちゃんと見たんだろうか?と思う。
そもそも、サッカーがわかっていないのでは?とも思う。

まず考えてみてほしい。なでしこが置かれていた状況についてだ。
GLの最後を迎える前になでしこは2位につけていた。
初戦でカナダの2-0、次がグループトップになっていたスウェーデンと0-0で引き分けていたわけだ。
3位にいたカナダは南アフリカに大勝していて得点、得失点差でなでしこよりいい成績になっていたわけだ。

なでしこは決勝トーナメント確実だったかもしれないが実は南アフリカに負けるとグループ3位にだってなったかもしれないという事実を忘れてはいけない。
負けるはずはないだろうという人は男子がスペインが勝つのが当たり前といわれた試合で日本が勝ち、ホンジュラスがスペインに勝ったことを覚えていないのだろうか?と思う。
試合の内容についても主力選手は確かに途中まで出さなかった部分はあるが過密日程を考えればその采配は否定するものではないだろう。勝ち点さえ上げれば2位以上にはなれる可能性があったわけで選手を入れ替えても負けないという自負はあったのだろうし。
試合内容も見てみると最初から引き分け狙いの試合をしたかのように書かれているが、結果を見てもわかるが日本は南アフリカに16本ものシュートを放っている。
これは少なくても前半から後半の途中までは勝ちに行っていたことの現れである。
時間が進むにつれもう一試合のスウェーデンVSカナダ戦の結果を見ながら勝ちに行かずに負けるリスクを減らす先方を選んだということでしかない。

最終戦でスウェーデンが勝つと仮定すれば南アフリカ戦で3点以上とって尚且つスウェーデンがカナダ相手に取る得点によっては更に点差をつけて勝たねばならない状況があったことも忘れてはならない。
なでしこはワールドカップで優勝したとはいえアメリカなどと比べれば得点の爆発力はもともとないことを考えれば無理して1位を狙いに行くより主力を休ませながら負けない試合ができれば一番よかったのである。
スウェーデンとカナダの試合も結果が2-2である。推測で言えば2-2になってからはどちらも無理はしていないのではないかと思う。
スウェーデンは仮に引き分け日本が勝てば2位になり移動が楽になるし日本が引き分ければ1位を維持できる。
勝たなくてもいいのだ。
カナダにしても、勝てば1位通過は可能だが 無理に勝ちに行って反撃をくらって負けてしまえば3位から拾い上げられる2組に入れなくなることもあるわけで そうなれば無理に攻めて失点することは避けたはずである。
後半の途中まではお互いにベストも目指すが後半の途中からは予定調和になってしまうのだ。

つまりこれが戦略というものだろう。

男子では日本がスペインに勝ち、ホンジュラスがスペインに勝ったことを忘れてはいけない。
せんだってのユーロでも本命だったはずのオランダも勝てなかった。
なでしこに至っては本番前にアメリカに負け、フランスにも負けたのだ。
優勝の期待が高ければ高いほど慎重になって然るべきだろう。

男子の柔道など金メダル候補が負けている現状なども考えれば なでしこはまだたった一回の実績しか残していないに等しいことも忘れてはならないと思う。

仮にだが、もしいい成績を残したときに監督の采配は後になって褒め称えられることはあってもこの選択のせいで負けたという話にはならないはずである。と言っておく。

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